1 本日の会議に付した事件
議案第70号
令和3年度
府中市
一般会計補正予算(第6号)について
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後2時59分 開会・開議
○
主査(
大本千香子君) ただいまから
予算特別委員会厚生分科会を開会いたします。
これより議事に入ります。
予算特別委員会に付託されました議案第70号「
令和3年度
府中市
一般会計補正予算(第6号)について」の件を議題といたします。
補足があれば、
提案者からの
説明を求めます。
唐川健康福祉部長。
○
健康福祉部長(
唐川平君) まず最初に、
補足説明資料といたしまして
ワクチン接種の
進捗状況9月14日現在を提出させていただきたいと思います。
資料配信をさせていただきます。
ただいまタブレットに配信をさせていただきました
資料でございますが、9月
補正予算説明資料として当初その
資料の中の
資料1として
コロナウイルスワクチン住民接種事業のこれまでの成果をお示ししております。それが8月22日現在の
データでお示しをしておりますが、既にそれ以降3週間が経過をしておりまして、数字に乖離がございます関係で9月14日時点の
データを新たに配信させていただきました。御審議のほう、よろしく
お願いいたします。
○
主査(
大本千香子君) これより本
分科会の
審査区分となっている
部分に対する
質疑を行います。
質疑は、まず、
補正予算説明資料に記載の
事業について行い、次に、それ以外の
部分について款または項の
番号順に行います。原則として後戻りはしませんので、よろしく
お願いいたします。
なお、歳入のうち、本
分科会の
審査区分となっている歳出と関連のあるものについては、歳出のところであわせて
質疑を行っていただくよう
お願いいたします。
これより
補正予算説明資料に記載の
事業について
質疑に入ります。
まず
資料1、
新型コロナウイルスワクチン住民接種事業について
質疑のある方は、順次御発言を願います。
水田分科員。
○
分科員(
水田豊君) この
個別接種、
集団接種が10月から始まるということですが、この
接種会場の中に
市立3
病院が入っているのかどうか。
それと、
接種事業の具体的な主な
内容を教えていただきたいと思います。
○
主査(
大本千香子君)
宮原ワクチン接種推進チーム主幹。
○
ワクチン接種推進チーム主幹(
宮原哲也君) 私から答弁いたします。
まず、
個別接種医療機関に
市立病院が入っているかという御
質問でございますが、本市におきましては限りある
ワクチンの効率的な使用、それから
ワクチンロスを防止するために、当初から
集団接種のみで行っておりましたが、この8月から
個別接種を開催いたすことにしております。そして
接種の機会を拡大しております。
個別接種の
実施に当たりましては、
市内の
医療機関に
意向調査を行いまして、
ワクチンの
供給量、そういった制限もございますので、8つの
医療機関で
実施をしていただいているところでございます。
御
質問にありました
市立3
病院につきましては、
府中市民病院、それから
府中北市民病院では、
個別接種を行っていただいております。湯が
丘病院におきましては、
個別接種を
実施していただいておりませんが、
入院患者の
接種は行っていただいている
状況でございます。
続きまして、
接種事業の全体的な
内容について、この
資料1に基づいて具体的に
説明をさせていただきます。
まず、
接種体制でございますが、
府中市では、
文化センターなどの
集団接種、それから
TTCアリーナを活用した大
規模接種、そして8月から開始しました
個別接種、この3つの
体制で
接種を
実施しております。
資料の順番に
説明をさせていただきますと、まず(1)の
集団接種につきましては、
文化センター、
上下町民会館等で
特設会場を設けまして
実施しております。当初から限られた
ワクチンを効率的にロスなく使うというところに重点を置きまして、この
集団接種中心で
接種を行っているところでございます。出務する
医療従事者につきましては、
府中地区医師会のうち、
市内の
医療機関への
派遣を
お願いして、
実施をしていただいているものでございます。
(2)の大
規模接種会場の設置につきましては、
TTCアリーナ会場で1日約1,200回の
接種を6月から8月にかけまして8日間
実施をしております。
ワクチン接種の
加速化を図ることができたものでございます。
医療従事者につきましては、
医師会ではなく、県内の
医療法人に
お願いをして、一括で
医師・
看護師の
派遣をしていただき、
実施をしていただいたものでございます。
続きまして、(3)
コールセンターの設営でございますが、
接種に関する
相談や
接種予約の受け付けを行うため、市の
コールセンターを設置しております。
市内の
接種会場の
予約は全て
コールセンターで一元管理しておりますので、
医療機関に個別の
問い合わせをすることなく、
市内接種会場の全ての
あき状況も御案内することができております。
また、市の
コールセンターでは対応し切れない専門的な御
相談がありますので、そういった御
相談は県が設置する
コールセンターで応じていただいております。そうしたところに
市町からの
負担金も生じております。
(4)
個別接種につきましては、
先ほどもお話しさせていただいたとおり、8つの
医療機関で
実施しております。現在では土日を中心とした
集団接種、それと平日を中心とした
個別接種を併用しながら
接種機会を拡充して
接種を進めているところでございます。
次に、(5)新たな取り組みということで挙げさせていただいております。
医療従事者派遣支援事業でございますが、この間
集団接種会場に
医師等の
派遣をいただいて、そうした
医療機関では
診療の休診、それから時間短縮、そういったところを行っていただきながら出務をしていただいております。そうしたところで
診療報酬が減少している
状況もございますので、新たな
支援を行うというところを打ち出したものでございます。この
集団接種会場につきましては、
府中地区医師会の御協力によりまして、
医師・
看護師等
派遣していただいているおかげで5月22日
集団接種をスタートしておりますが、今日までほぼ毎日の
接種をしていただける
体制を維持できております。スムーズな
接種を進めることができておりますので、今後の
支援がさらにこうした協力につながるものというところも踏まえて今後必要と考えておりまして、今回の
予算にも計上しているものでございます。
以上が
資料1に掲げております
接種事業の主な
内容ということで、御
説明をさせていただきました。
○
主査(
大本千香子君) ほかにありませんか。
広瀬副
主査。
○副
主査(
広瀬和彦君) 最新の
接種状況を見させていただいたんですが、
接種実績の中で65歳以上がまだ約1割の方が
接種されていない
状況なんですが、この未
接種の方の
状況は市として把握されているのかどうなのか。例えば
介護施設については、そこの
介護施設の専任の
医療事業者の先生が打たれているのが多いと思うんですが、そういった意味では漏れはないとは思うんですが、ただ、
在宅でいらっしゃる
高齢者の方でまだ未
接種の方がいらっしゃるのかどうなのか、これが非常に気になるところではあるんですが、そういったこの1割の
部分はどういう
状況になっているんですか。
○
主査(
大本千香子君)
宮原ワクチン接種推進チーム主幹。
○
ワクチン接種推進チーム主幹(
宮原哲也君) おっしゃるとおり、今、90%の
接種率ということですが、反対を見ますと、10%の方がまだお受けになられていないということになります。市として把握をしているかという御
質問でございますけれども、どういった方がどういった理由で未
接種であるかの把握はできておりません。実際に考えられるのは、
基礎疾患などで
身体上
接種することが難しい方、そして
接種をまだ迷っている方、そういった方もいらっしゃると考えております。つい先日も
高齢の方ですけれども、副反応、また
身体の影響がどうしても気になるので、迷っているというようなお
問い合わせも直接受けたところもございます。こういった方はやはりまだある程度いらっしゃるのではないかと思っております。
在宅の方につきましても、
訪問診療を行っていただいています
医療機関におかれましては、まず希望を取っていただきまして、
診療の際に
接種をしていただくというような形で
訪問接種を行っていただいておりますので、ある程度は
接種を受けていただいているのではないかと思っております。
あと、
接種率、今後100%にはなると考えてはおりませんけれども、しっかり打っていただくというところに関しまして、やはり迷っている方もいらっしゃると思いますので、そういった方には
感染予防や
重症化予防のための有効の手段として
接種を前向きに検討していただきたいというふうな呼びかけも行っていって、そうした
接種率向上にもつなげていきたいと思っております。
以上です。
○
主査(
大本千香子君)
広瀬副
主査。
○副
主査(
広瀬和彦君)
変異株が威力を発揮して、
府中市もですね、60歳以上の方がやはりぱらっと出られているような感じもしますので、こういった
在宅の
高齢者の未
接種の場合、多分各町内の
民生委員さんが回られてというのが一番把握しやすいような気がするのですが、
民生委員さんとの連携はどういった形になっておりますか。
○
主査(
大本千香子君)
宮原ワクチン接種推進チーム主幹。
○
ワクチン接種推進チーム主幹(
宮原哲也君)
民生委員の皆様にはですね、
接種の始まる当初からこういった
高齢の方で、
接種を受けようというのがなかなか難しいと、判断が難しい方、そういった方などに対しても積極的な呼びかけは行っていただけるようにあらゆるところで
お願いをしておりまして、実際に声もかけていただいていると聞いております。そういった形でまずは受けていただく、そういう気持ちになっていただくところが大事なんだと思いますので、そういったところから始めて今に至っている
状況でございます。
○
主査(
大本千香子君)
広瀬副
主査。
○副
主査(
広瀬和彦君) よろしく
お願いします。
それと、福山市の60歳代の方が
接種券の再
発行を行って4回
接種したとの報道がありましたが、
府中市の
設置体制としてはどのようになっているのかお伺いします。
○
主査(
大本千香子君)
宮原ワクチン接種推進チーム主幹。
○
ワクチン接種推進チーム主幹(
宮原哲也君)
接種券の再
発行につきましては、
府中市でも現在まで200件を超える申請をいただいており、再
発行を行っております。この事由といたしましては、まず紛失によるもの、それから
府中市へ転入された方、そういったときに再
発行を行っているものでございます。
府中市におきましては、再
発行の際に
ワクチンの
接種記録システム、
通称VRSといいますけれども、こちらに
記録があるかどうかを必ず
確認をしております。ですので、
接種を完了した方への再
発行は行っておりません。また、この
VRSという
システムは
記録が入ってなければ照合もできません。ですけれども、
府中市の場合、
予約システムと連動させておりまして、
予約した人が
接種を受けられたらその場で
接種記録をつくりまして、この
VRSにすぐ流し込めるようになっております。ですので、次の日には
VRSに反映されておりますので、そういった
タイムラグもない状態で
確認ができる
状況になっておりますし、また市外で
接種を受けられた場合でも
確認ができるようになっています。
そして、もう一つ言いますと、市が行っております
ワクチン接種は全て
予約システムを通しておりますが、こちらの
予約システムも二重に
予約ができないところがございますので、こうしたところからも今回のような事案の防止にはつながっているんじゃないかと思っております。
○
主査(
大本千香子君)
広瀬副
主査。
○副
主査(
広瀬和彦君) 以前お聞きしたときに、この
VRSの
システムへの
入力ですね、個人の
医療事業者で
接種した場合、そこには
システムが多分ないと思うんで、市で回収して
入力は後
入力で多分されているんじゃないかな、そういう話で最初聞いた覚えがあるんですが、こういった
タイムラグでそういうことが起きることはないのか。
○
主査(
大本千香子君)
宮原ワクチン接種推進チーム主幹。
○
ワクチン接種推進チーム主幹(
宮原哲也君)
府中市の
接種におきましては、
タイムラグはございません。その日に
接種をした方のリストが
医療機関から返ってまいりますので、その都度
データを作成しております。ですので、その日もしくはその次の日ぐらいには
接種状況が入る
状況で今、進めております。
○
主査(
大本千香子君)
広瀬副
主査。
○副
主査(
広瀬和彦君) はい、わかりました。強固な
システムになっていることがわかりました。
それと、現在
供給された
ワクチンの数で今大体何%の
接種率を最終的に見込んでいるのかと、また今後
供給される数で市として把握している数がわかればお伺いします。
○
主査(
大本千香子君)
宮原ワクチン接種推進チーム主幹。
○
ワクチン接種推進チーム主幹(
宮原哲也君)
供給された
ワクチンの数で何%という御
質問でございますが、今現在
供給が決まっておる
ワクチンの数でいいますと、5万6,550回
接種ができるようになります。ですので、1人2回
接種ですから、2万8,275人分、こちらの
ワクチンが確保できる
見込みとなっております。9月1日時点の人口で12歳以上の
対象者につきましては、3万4,731人いらっしゃいますので、
接種率にいたしますと、81.4%の方が
接種を受けられる計算になります。これには
医療従事者の
接種状況は含まれておりませんので、約1,300人いらっしゃいますこちらを合わせますと
接種率が85%程度になると推測されます。また今後ですが、
ファイザー製ワクチンの
供給が不透明でございますので、
モデルナ製の
ワクチンにつきましても
供給を要求しております。こちらが確保できる
見込みとなっておりますので、これと合わせると
対象者の約88%程度の
接種率をクリアできる量の
ワクチンが確保できる見通しでございます。昨日ですか、
メールでも流させていただきました、あすからまた
個別接種の
予約枠も再開をさせていただきます。
ワクチンの配分が決まりましたら、そういったその都度早急にまた
予約をあけさせていただいて、
接種を受けていただきたいと考えています。
最終的には希望する方どのぐらいいらっしゃるかわかりませんけれども、そういった全ての方が
接種を受けていただける量の
ワクチンの確保に向けて全力で取り組んでいきたいと思います。
○
主査(
大本千香子君)
広瀬副
主査。
○副
主査(
広瀬和彦君) 最後にですね、12歳から64歳までの
接種対象者に対して、特に10歳代の若い
世代になると思うんですが、
接種率を上げる上での正しい
情報、これがSNSなんかで、非常に
ワクチン接種に対しての誹謗中傷的な
部分が評価も出ていると思うんですが、そういったフェイク的なニュースが多い中で
府中市として正しい
情報などを
広報活動としてどのように若い人がされているのか、そこのところを教えていただければと思います。
○
主査(
大本千香子君)
宮原ワクチン接種推進チーム主幹。
○
ワクチン接種推進チーム主幹(
宮原哲也君) 今、
予約の
状況でいいますと、
予約は開放しますとすぐ埋まるような
状況でございますが、今後8割も超える
状況でもありますので、今後は未
接種の方へのできるだけ
接種を受けていただけるような周知が重要であるとも我々も考えております。
中でもおっしゃるとおり、若い
世代の
接種率が少し低い
状況でございます。副反応の不安、それから
先ほどおっしゃったネット上にある
身体上の影響とかそういった正しくない
情報もたくさん出ておりまして、そういったところから
接種をためらっている人も一定程度いらっしゃるのではないかと考えております。こうした不安を取り除くために、リスクよりも
感染予防、
重症化予防の効果のメリットのほうが大きいというところを周知していただきまして、前向きに
接種を検討していただけるよう、呼びかけをしていきたいと考えております。
具体的に言いますと、ホームページにはもうそういった形で掲載をしております。市の
メール配信、それからLINEを利用しまして、若い
世代や妊娠している人、児童・生徒の
保護者に向けて
ワクチン接種の
情報、それから
接種の効果、そういったものを取りまとめて公開をしていますので、そちらのほうもどんどん紹介をしていきたいと思いますし、また10月号の広報につきましてもそういったものを取り上げていきたいと考えております。そのような形で今後も呼びかけを行っていきたいと思います。
○
主査(
大本千香子君) ほかにありませんか。
森川分科員。
○
分科員(
森川稔君) 今の
質問の続きになるかと思うんですけれども、他
市町では例えば中学・
高校入試とか
大学入試のそういった年齢の方に
優先接種ということもされているところもあったり、今後検討するというようなところがあるんですけれども、
府中市ではそういったことをしなくてもですね、今回の
予算枠でそうした方に全部行き渡るような
接種ができると認識されているのか、その辺についてちょっとお伺いをしたいと思います。
○
主査(
大本千香子君)
宮原ワクチン接種推進チーム主幹。
○
ワクチン接種推進チーム主幹(
宮原哲也君)
優先枠の御
質問でございますけれども、これまで
府中市の
予約につきましても、
予約を開始すればある程度しますとすぐいっぱいになる
状況もございますが、今、若い
世代向けにも、7月の当初から65歳未満全ての方が
接種を
予約できる
状況できております。そうした中で、若い
世代の
予約につきましても他
市町では困難な
状況があるというところはございますが、
府中市におきましては、
特別予約が困難であるとは正直思っておりませんので、こうした
特別枠を設けるということではなく、
一般枠の中で
接種を受けていただける
状況があると考えておりますので、こうした特別な枠を改めて設けることは今のところ考えておりません。
○
主査(
大本千香子君) ほかにありませんか。
田邉分科員。
○
分科員(
田邉稔君) 今のを聞いていますと、現在65%台で、
社会的免疫を達成するにある程度十分なところまで来たので、今後冬にかけて次の波を乗り切ることができるんじゃないかと期待しています。
それで、
質問は、
予算的な面で
医療従事者の時間給がここに書いてあるんですけれども、
医師・
看護師がこれは
全国的比率なのか、
府中市が
算定基準を決めたものか、それと
個別接種で
開業医等で
接種する場合の
報酬は別な基準でやられるのかお聞きしたい。
それと、今年度の今回の
補正、1億5,300万円ということで、この
不足分を補うということですけれども、これで今年度分については何とかこれで十分間に合うのかという件についてお聞きしたい。
それと、
接種体制確保で
事業委託されているんですけれども、これについてはどういう
方法でどの
業者に
委託して、そこで賄える雇用というのは
府中市内の
人材で確保されるのか、その辺についてお伺いしたいと思います。
○
主査(
大本千香子君)
宮原ワクチン接種推進チーム主幹。
○
ワクチン接種推進チーム主幹(
宮原哲也君) 3つ御
質問されていました。
まず
1つ目の
医師派遣支援事業の時給の
算定根拠につきましては、
先ほどもこの目的につきましては申し上げたところでございますが、これまで平日の
診療時間内に
医療機関に御協力いただけたことで、
接種枠の拡大、それから
加速化については進めることができております。
先ほども言いましたとおり、
報酬の減少につながっているところもございまして、今
事業を打ち出しているものでございまして、この時給につきましては、県の
補助事業、これは
医療機関の時間外・休日に
集団接種会場に
医師を
派遣する際の
医療機関の
支援がございまして、そちらを参考にしたものでございます。市の
支援事業につきましては、
医療機関の
診療時間内に
医師や
看護師を
派遣していただくと、こちらの際に
支援をすると考えておりまして、この単価につきましては、県の
補助額と同額を市の
補助額として考えているものでございます。
それから、
個別接種をする際の
報酬ですが、
個別接種につきましては、1件につき2,070円の
報酬をお支払いするようになります。これは全国で決まっている単価でございます。
続きまして、
補正予算でこの
予算で足りるのかという御
質問でございますが、今回、今、
令和3年度の
予算につきましては、
令和2年度
予算の
繰り越し分として執行しているものでございます。3月議会で答弁させていただいたとおり、
市民の皆様の安心と健康を守るため、
国家プロジェクトでもある
ワクチン接種を確実に進めていくことで3億4,000万円を計上しています。今回の
補正予算につきましては、今後の
事業を確実に行っていくために、現時点で
事業全体の
見込みを算出した結果、
資料1に挙げております
執行見込額にあるとおり、どの
部分というよりも、
事業全体で1億5,300万円が不足することから、今後の
接種体制を維持して、希望する
皆さんに
接種を完了していくために必要な額として計上しているものでございます。この
事業につきましては、これまで経験したことがない
事業でございます。まさに走りながら決めていくことも多く、
接種体制の構築、それから
加速化のために、
集団接種の
体制強化、それから大
規模接種の設置など、当初予定していないことも機動的に対応しております。そうした結果、今、順調に
接種を進めているところもあると感じております。今後、この
予算で本当に足りるのかという御
質問でもございますが、今後まだ3回目の
接種について今、国でも議論が始まっております。こうしたところでさらに
予算が不足するような事態も想定されておりますので、今後の国の動向にも注視しながら、最終的には
市民の
皆さんの安心・安全を守ること、そのために確実に
事業を行っていきたいと考えております。
もう1点、
接種体制確保事業委託については、どういった
方法でどの
業者に
委託をしているかという御
質問でございますが、この
委託料につきましては、
集団接種会場、それから
コールセンターの運営に関する
委託料でございまして、
委託先につきましては、
株式会社近畿日本ツーリストに
委託をしております。こちらの
業者の選定の
方法につきましては、ことし2月
プロポーザル方式によりまして、5者から
事業提案を受けた中で、最も評価の高かった
事業者に決定をし、今、
委託をしているものでございます。こちら
コールセンターにも、それから
接種会場のスタッフにもやはり
人材が必要となりますが、
市内の方の雇用ももちろんありますけれども、全てではなく、福山とか近隣の
市町からの
人材についてもこちらで雇用している
状況でございます。
○
主査(
大本千香子君) ほかにありませんか。
〔ほかに
質疑する者なし〕
○
主査(
大本千香子君) それでは、
補正予算説明資料に記載の
事業についての
質疑はこれにて終了いたします。
次に、款または項の
番号順に
質疑を行います。
まず、歳出の3款民生費と、これに関連する歳入について、
質疑のある方は、順次御発言を願います。
水田分科員。
○
分科員(
水田豊君) 22ページ、マスクの件ですが、
資料の中を読むとちょっと分からなかったんですが、22ページを読むと、この民生・児童委員の方にマスクを配るということのように思うんですが、それでいいのかどうかということと、
先ほどもありましたが、民生・児童委員の方が回られていろんな
情報を持たれていますけれども、そういうところら辺からコロナに関していろんな要望等とかですね、意見とかは上がっていて、その中で特に対処が必要なことがあるのかどうか、お聞かせ願いたい。
○
主査(
大本千香子君) 佐々本
福祉課長。
○
福祉課長(佐々本積君) この
事業についてなんですが、前年と同様の
事業として
説明文書を書きかえておりましたために、
説明文の書き方が悪かったのですが、この
事業については、マスクを配るというものではなくて、
民生委員・児童委員さんの、日頃からひとり暮らしの
高齢者等への見守り
支援や、地域住民の生活
相談にコロナ禍において欠かせないマスクなどの衛生用品、それから通信費とか、そうした燃料費などの経費を年間1万2,000円を補助するものです。
民生委員さんの意見としてお聞きしたこととして、
民生委員自身で困っていることはあんまり、金銭的な要望とかそういったことはありませんでした。住民の方の要望についてちょっと
民生委員が言われていたということもありませんが、別件でコロナ禍において
民生委員・児童委員の活動自体がまとめることができないということがあるために、この
事業等使いながらマスクの着用を徹底し、携帯の消毒液を持って訪問活動を行い、地域の
皆さんの規範となるようにこのコロナ禍においての行動として規範となるように、
民生委員さん自体は努めて行動しておられます。敬老会行事等が中止になっても、町内会と一緒に配ったり、そして
市民の方にそういった配慮をされたり、それから外出の少なくなった
高齢者世帯の訪問等も積極的に行うことでかなり気を使って仕事はされている
状況です。
そうした中で、地域の
皆さんの協力や地域の人々の気遣いですね、「
民生委員さん助かります」というようなお言葉とか、それからあと感謝の言葉等が
民生委員さんの支えになっているということを聞いております。
民生委員・児童委員をやってよかったと思えるように、これからも
皆さんの協力をよろしく
お願いしますというお声をちょっといただいておりますのでお伝えしておきます。
○
主査(
大本千香子君) ほかにありませんか。
広瀬副
主査。
○副
主査(
広瀬和彦君) 放課後児童クラブの件なんですが、この放課後児童クラブについては今後外部
委託を行う上でのプロポーザルという形で準備をされていると思うんですが、利用されている
保護者からちょっと不安な声をお聞きしているんですが、今までとどのように変わっていくのかというところを
体制や
内容も含めて不安視されているところがあるんですが、それについてお聞きします。
○
主査(
大本千香子君) 池田
女性こども課長。
○
女性こども課長(
池田かおり君)
府中市放課後児童クラブにつきましては、これまで市の直営で運営を行ってきましたが、児童育成に係る
事業経験のある民間
事業者のノウハウを取り入れることにより、質の高いサービスを提供することなど、効果を期待しまして、
府中市内12クラブあるんですが、こちら全てのクラブについて、今年度12月1日より業務
委託することといたしております。7月14日には既に公募型
プロポーザル方式によりまして
業者選定を行いまして、放課後等デイサービスの運営実績がありますキャレオス株式会社というところに決定をしております。9月初旬には契約を締結しておりまして、現在業務開始に向けて順次引継ぎを行っているところでございます。
委託によって大きく変わる点といたしましては、
支援員の雇用が、
府中市が直接雇用していたんですが、12月からはキャレオス株式会社へ変わるところが大きい点だと思います。現在雇用している
支援員については、希望者は全員キャレオス株式会社で雇用される予定です。また、
支援員をサポートするために、現在の
体制にプラスをしまして、全体統括者1名、それから3名のスーパーバイザーを配置します。
体制を整えることによりまして、トラブル等にも迅速に対応できるようになります。さらにこれまで直営で
実施してきた中で、課題が幾らかあったんですが、その中でも特に課題としておりました集団になじめない子とか発達に課題のある児童への対応につきまして、
支援員を対象に年間を通じて専門性のある研修を
実施することとなっておりまして、
支援員の質を向上させ、児童や
保護者の方に安心してクラブを利用していただけることを期待しております。
また、クラブによってまちまちであった活動
内容につきましても見直しを行いまして、充実した
内容の企画運営を
実施してまいります。
市としましては、
委託後は市と
委託業者とで定例ミーティングを
実施いたしまして、
状況把握に努め、現状業務の改善に向けて協同で取り組んでまいりたいと考えております。
なお、利用申し込みとか利用の徴収につきましては、これまでどおり市で行います。
委託になることによって利用者の皆様に手続等で御負担をおかけすることはございません。サービスの向上を実感していただき、児童クラブへ預けてよかったと思っていただけるような運営を目指して取り組みを進めてまいります。
○
主査(
大本千香子君)
広瀬副
主査。
○副
主査(
広瀬和彦君) この外部
委託を進めるに当たって、12月1日から移行するということなんですが、今回の
補正のところには950万円の追加が上がっているんですが、実際に次年度も含めて大体年間今までとどれぐらい費用が違ってくるのか、そこのところを教えていただければと。
○
主査(
大本千香子君) 池田
女性こども課長。
○
女性こども課長(
池田かおり君) 今年度につきましては、4月から11月までの8カ月は市の直営で運営いたしまして、12月から運営業務の全般を
委託することとなります。また、9月から11月までは引継ぎ期間といたしまして、12月からの運営に向けた準備や面接、場合によっては増員のための採用をしていただくこととなります。今年度の当初
予算につきましては、昨年12月の段階で
委託金額の算出、概算を算出いたしまして、
報酬費から運営業務の
委託料全額を組み替えをいたしました。しかし、
委託料には
支援員全員のこれからの4カ月分の給与と12月の賞与に加えまして、社会保険料などの福利厚生費、引き継ぎに係る経費やそれから現在インターネットがないんですが、そちらのインターネットの環境整備などをしていただく投資費用、それから業務管理費などが含まれております。このため、講習費が950万円不足しておりまして、今回
補正額として計上しているものでございます。
令和3年度の
見込みとしましては、この950万円分が
委託により増額
部分となります。しかし、
先ほど申し上げました引き継ぎに係る経費やインターネットなどの初期投資費用、4名の統括
支援員やスーパーバイザーの人件費も含まれているため、
委託することで経費は増額となりますが、放課後児童クラブのさまざまな課題を解決し、子供たちの健全育成のために必要な経費だと考えております。
○
主査(
大本千香子君)
広瀬副
主査。
○副
主査(
広瀬和彦君) 金額的な
部分で今回950万円
補正で追加になるんですが、多分これで間違いないと思うんですが、会計年度任用職員
報酬等59人の経費で2,814万5,000円と、放課後児童クラブ事務
委託料4,094万円、あと
補正が950万円という形で約8,000万円ちょっとかかるのかなと思うんですが、これと比べると今度、例えば
令和4年の本当丸1年でいくと、この8,000万円がそのまんまで済むのか、それとも幾らか追加になるのか、そこを教えていただきたいんですが。
○
主査(
大本千香子君) 池田
女性こども課長。
○
女性こども課長(
池田かおり君)
令和4年度ですが、現在
令和3年度は
委託が4カ月分となりますので、来年度1年間分となります。12カ月分となりますので、やはり金額が上がってくるようになります。今の
見込みでは、
先ほど言われましたように8,600万円ぐらいが今年度全部でかかる経費となると見込まれますが、来年度が9,700万円かかる予定でございます。ですが、利用料、それから県や国の補助が入りまして、市の負担としましては、
令和3年度と比べまして
令和4年度は800万円程度上がる予定でございます。
○
主査(
大本千香子君)
広瀬副
主査。
○副
主査(
広瀬和彦君)
予算的には上がるのはわかりました。あと、実際にこれをやる上で今、
予算も増額になっているんですが、実際に利用されている
保護者の負担ですね、これについては増額は今後あり得るのか、それとももうこのままで市が増額分については負担する形になるのか、あともう一つが利用者の
保護者への
説明ですね、これはどういうふうにされようとしているのか、そこのところ教えてください。
○
主査(
大本千香子君) 池田
女性こども課長。
○
女性こども課長(
池田かおり君)
保護者の利用料につきましては、現在検討しているところではありますが、上げる予定にはしておりません。ただ、公平性を図るために、夏休みとか冬休み、春休みにつきましては一日中保育をしておりますが、同じ料金でいっておりますので、そこの
部分とそれから兄弟減免をしているんですが、兄弟減免の見直しを今、検討しているところでございます。
保護者への
説明につきましては、10月を予定しておりまして、
実施形態としましては、新型コロナウイルス感染拡大という観点とそれから児童クラブに預けておられる
保護者の方が就業しているということで集まりにくいという配慮をいたしまして、ウェブを活用した
方法を検討しております。紙ベースでの
資料配付とあわせまして、
説明内容を動画で作成しまして、配信を考えております。
保護者の方が都合のつく時間に御覧いただくことができるように対応いたします。また、
保護者の方の不安とか疑問とかにつきましても、ウェブの中で
質問を受け付けまして、回答させていただくことによって不安解消を図りたいと考えております。
○
主査(
大本千香子君) ほかにありませんか。
田邉分科員。
○
分科員(
田邉稔君) 保育
事業に要する経費で、久佐保育所のごみ収集
委託料とあるんですけれども、それに関連して、この久佐保育所をきれいにすることによって今、何かこれから売却か何かで入札されるということを聞いているんですけれども、実際今後保育所建物跡がどういうふうになる
見込みなのかわかれば教えてください。
○
主査(
大本千香子君) 池田
女性こども課長。
○
女性こども課長(
池田かおり君) 平成27年度末で廃所となっております元久佐保育所につきまして、売却に向けての不要物品処分費を計上させていただいております。売却に関しましては、土地と建物合わせての売却を考えておりまして、使用
方法や用途につきましては、できれば地域の活性化につながるような活用をしていただければと思っているところではございますが、実際は入札により落札された方の意向によるものとなりますので、ここでの明言はできませんので、御了承ください。
○
主査(
大本千香子君) ほかにありませんか。
〔ほかに
質疑する者なし〕
○
主査(
大本千香子君) なければ、歳出の3款民生費の
質疑はこれにて終了いたします。
続いて、4款衛生費とこれに関連する歳入について、
質疑のある方は、順次御発言を願います。
〔
質疑する者なし〕
○
主査(
大本千香子君) なければ、4款衛生費の
質疑はこれにて終了いたします。
そのほかにありませんか。
〔
質疑する者なし〕
○
主査(
大本千香子君) なければ、本案に対する
質疑はこれにて終了いたします。
続いて、議員間討議についてお諮りいたします。
本議案について、議員間討議を要求される方は、挙手を願います。
〔挙手する者なし〕
○
主査(
大本千香子君) それでは、本議案については議員間討議を
実施いたしません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○
主査(
大本千香子君) 以上で
予算特別委員会に付託された案件の本
分科会における審査は終了いたしました。
分科会報告の作成については、御一任願います。
以上で
予算特別委員会厚生分科会を散会いたします。
午後3時50分 散会...